面接試験を受ける学生の80%の話はつまらない!!



なぜ、学生の話す内容に面接官が興味を持てないのか?

私は多くの後輩学生の模擬面談や、会社の面接官をやってきました。そのため、非常にたくさんの学生の自己紹介や自己PR を聞いてきました。はっきり言いますが、彼らの80%くらいの人の話は、本当に「つまらない」ですね。

つまらない話ですと、聞き手も集中力が切れて、相手が話していても、途中で違うことを考え始めます。
「次は何聞こうかな」
「何を聞いたら、この人が理解できるかな」
といったように。

もちろん、面接官という仕事には集中していますが、話には集中できないのです。みなさんだって、つまらない講義に出席しているときは半分も聞いていないでしょう?

なぜ、つまらないのか?

いや、つまらないというよりも、話に入り込めない。なぜ、入り込めないのか。 そこには理由があるはずですね。入り込むということは、話し手のイメージに同調することです。同じイメージを持って聞ければ、聞き手も感情も入りますし、身を乗り出して聞くでしょう。

面接官にとって、いい面接とは、学生と意思の疎通が図れたという実感のある面接です。意思の疎通を図るには、学生が話す内容に対して、できるだけ「よい質問」を投げかけるようにします。「よい質問」に対して「よい回答」が返ってくる、そんなやりとりが理想です。

しかし、集中できない時、入り込めない話に対しては「よい質問」をすることが難しい。このような面接相手に対しては、面接官はよい評価を出しにくいものです。では、入り込めない話とはどんなものか?

たとえば、友達が次のような話をしていたらどうでしょうか。
「この前見た映画なんだけど、マジ面白いんだよ。すっげえ大きいUFOが来てさ、超気持ち悪い宇宙人が降りてきてさ、聞いたこともないくらいデカい声で、叫ぶんだよ。でさ・・・・」
このあと彼は、この調子で20 分くらいは話すでしょうか。

あなたは、ずっと聞き続ける自身がありますか?たぶん、彼と歩きながらこんな話を聞いているあなたは、「ふーん」と相槌を打ちながら、
(あ、こんなところにカフェできたんだ)
とか
(あ、あのジーパン良い色してるなぁ)
とか、違うことを考えているのでしょう。

実は、多くの学生が面接でそんなような話をしているのです。「えっ?」と、自分では気づいていないかもしれません。もしくは、自分の話はこんなにつまらなくない、と信じきっているだけでしょう。

では以下のような面接での会話を見てみましょう。
「自分は音楽サークル活動を3 年間続けてきました。課題の多かった学部に所属していたので、サークル活動を続けるのは大変でした。年に一度のライブイベントの運営の責任者を任されました。後輩達が言うことを聞かなくて大変でしたが、リーダーシップを発揮して、イベントを成功させました。」

どうでしょうか。 面接の「王道中の王道」の受け答えですね(笑)
悪くない。悪くないです。

本屋で売っている就職本や面接マニュアルを読めば、これくらいは返答できます。誰でも。しかし、実際に面接をやってきた中で、この程度の返答しかできない学生は、一発で不合格でした。
聞いていた感想=「あっ、そう。ふーん。」

まったく感情移入することもできず、返答してきた内容を噛み砕くまでもなく、面接官に発展的な質問をすることすら許さない、なんの魅力もない回答。

面接が終わり、学生に「採用の際にはこちらから1 週間以内にご連絡しますね」といいながら、心の中で「さようなら」を言いました。「さようなら」を言いながら、私はこういうタイプの学生が持つ、ある共通点をおぼろげに感じていました。

印象も悪くなかったし、まじめに学生してきた感じはありました。努力もしてきたみたいだし、クリエイティブな面も見せていたでしょう。

でも、
「何かが絶対的に足りていない」
彼らに共通する姿勢というか、印象というか、スタイルというのでしょうか。

面接をしても、でもエントリーシートを読んでも、そういう学生からは話の熱意や温度が伝わってこないのです。






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